現代文は、2つの種類がある。
違いがわからんと、正直、現代文で点を取るのは無理!
たとえば、サッカーにも、「手を使っちゃいけない」選手と、「手を使っていい」キーパーがいるよね?
でも、この違いがわからないと、一生サッカーの審判や監督はできないのとおなじなんだ。
今回は、その違いとはなにかって話だ。
どうも、篠原です。
常識にとらわれてはいけないのですね!
世の中には常識ってのがあるんだけど、評論文の書き手の「常識」と、僕たち一般人の「常識」ってのは、まったく違うものなんだ。
たとえば、「意味不明」でいいから、下の文章を眺めてみて?
「南3局、15巡目、A君は国士無双を聴牌していたが、河を見て上家と下家はベタオリだった。一方対面のB君はラスで最後の親だったし、倍満の一向聴だったため、ツッパっていた。16巡目、B君は聴牌につながる三萬を引いて、南単騎待ちになった。そして、海底でB君は南を引き倍満を和了し、逆転トップになった。」
うん、お疲れさん。
これは、マージャンの用語をちりばめた文章。
マージャンの心得がある人は分かると思うけど、ない人はさっぱりだと思う。
これが、「常識」だ。
マージャンをやっている人からすると、「国士無双」「聴牌」「倍満」……って言葉は、当たり前の常識なんだ。
一方、マージャンって何それ?って人は、はっきりいってチンプンカンプンだよね。
評論文も、まさにこの「常識」が大事。
で、この常識は、評論家によって変わる。
環境について研究している人なら「環境問題」の常識がある。哲学者なら、「哲学」についての常識がある。
さて、ここまでが常識の話。ここからが本番。じゃあ、この常識と「評論の種類」の話をしようか。
評論文の種類って?
結論からいうと、評論の種類は2つ。
-
常識について書いた文章
-
常識に反逆を企てた文章
まず、1番。
先のマージャンのたとえで言えば、「国士無双ってのはね……」「聴牌ってのはね……」というような感じなんだ。
「(われわれ環境問題の学者にとって、これは常識なんだけど、)二酸化炭素が地球温暖化に影響を与えていると考えられている。」
そんな感じの文章。
そして、2番。
「(環境問題の学者にとって、これは常識的な意見だが、)二酸化炭素が地球温暖化に影響を与えていると考えられている。しかし、最近は地球温暖化の原因は太陽活動の活発化が原因だ。」
って文章なんだよね。
さて、これって、大問題なんだ。
理由は、「二酸化炭素が環境問題の原因」っていう常識がある人からすると、2番目の文章が出た時、大失点しかねないから。
評論の文章を読むとき、常識がないと、先のマージャンの文章のように「チンプンカンプン」な感覚になって、理解できない。
一方、常識を持っていても、その常識と違うことを書かれたら、大失点になるんだ。
現代文でガッツリ点を取るには、「常識を身に着け」かつ、「常識を疑う」姿勢を持たないといけない。
この「常識」は今まで書いてきた、「現代文のテーマ」のことだね。
P.S.
基本的に評論文は、「常識は○○だが、俺は違うと思うぜ!」ってコトが言いたい文章なんだ。
だから、2番目の文章・常識に反逆を企てる文章が出ることが多いんだよね。
だから、常識を持ち、常識を疑う。これが大事なんだ。
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