前回の記事で合格の方程式を話しました。
合格=才能 × 努力 + 人間力
そして、逆転合格するためには、「人間力」を鍛えなければいけないという話をしました。
では具体的に逆転合格する方法論を話しましょう。
まず、逆転合格の方法論は誰もが教えることのできるものではありません。
逆転合格の方法論は、
-
逆転合格したことがあって
-
その方法論が誰しも実施できるものであること
この二つの条件を満たした人でなければ教えることはできません。
こんな教師は、きっと教師全体の1%に満たないと思います。
非常に特殊な教師でなくてはいけません。
そういう教師でなければ、「人間力」をも含めた、「逆転合格」の方法を指導することはできないと思います。
では99%の教師は、何ができるのでしょうか?
99%の教師は「普通の合格法」の指導です。
「努力」をすることで、合格する、という指導ですね。
そしてこの方法では、合格することはできても、本来不合格だった生徒が合格するというような「逆転合格」は無理です。
仮に逆転合格できても、それは生徒のほうに人間力があったからであって、教師の手柄ではありません。
ですから、予備校に頼っていたのでは、合格はできても、逆転合格は99%指導できません。
仮に、逆転合格の指導が可能でも、予備校は逆転合格の指導はしません。
というのも、逆転合格とは12月にがんばって、1月のセンター試験に間に合わせるという方法ですから。
受講生からすると「だったら、ひと月だけ予備校に行けばいいや」となってしまいます。
ですから、逆転合格の方法は知っていても教えず、「一年通い続ける必要のある授業」をします。
授業料を取るためですね。
余談になりますが、予備校の話をしましょう。
私も、大手予備校に一年浪人したからわかるのですが、予備校は「子供の成績を上げる場」ではありません。
「子供が頑張って成績を上げるのを、サポートする場」です。
予備校は「魚を食べさせてくれる料亭」ではありません。
「魚を釣る方法を教えてくれる場」です。
予備校に行っても、塾に行っても、お子さんのやる気がなければ、成績は上がりません。
さて、話がそれましたが、逆転合格の方法は大きく分けて二つあります。
一つが、自力で逆転合格の方法論を見つける方法。
もう一つが、逆転合格したことがあって、その誰しも実施できる方法論を持つ教師に教えてもらう方法。
私は、前者を経験しました。
中高6年と部活動の柔道で精神論を肌で学び、1年かけて浪人時代にその精神論を勉強に応用して、逆転合格しました。
私にできることなので、お子さんにも可能だとは思います。
しかし、何年後かわかりませんし、何年も勉強するくらいなら普通の努力で合格したほうが早いです。
そして、私は後者でもあると思っています。
7年かかった逆転合格の方法論は、2年の歳月をかけて進化し、まったく畑違いの簿記検定や応用情報処理試験で通用することがわかりました。
逆転合格したことがあって、その誰しも実施できる方法論を持つ教師にあたると思います。
逆転合格した自分自身を教師とし、数々の資格試験に合格しました。
若干手前味噌になりましたが、もちろん身近に「逆転合格したことがあって、その誰しも実施できる方法論を持つ教師」がいるなら、私でなくてもいいと思います。
しかし、1%の教師がそうホイホイいるとは思えません。
もし担当教師や担任講師が99%の講師であれば、この篠原を頼っていただければ幸いです。